相談「操作全体が遅い」
ディスクは息が短い消耗品ですので、大抵の場合は故障の予兆としてアクセスが遅くなっているか、既に壊れているケースがほとんどです。
2015年以前のパソコンはSSD(ソリッドステートドライブ)が標準搭載されていないケースが散見されますので、延命処置としてできることは安価なSSDに乗せ換えをすることです。
但し、HDD搭載の古いパソコンのほとんどがWindows11以降のWindowsOSには対応していないため、Windowsとしての延命は2025年10月までとなります。
現状はWindows10の無償サポートが1年を切っておりますので、Windowsを継続してお使いになりたいお客様には、買い替えをご提案させていただいています。
Windowsに近い操作性でインターネット、Officeソフト、動画視聴が行えればよいというお客様にはLinux Mint Cinnamon デスクトップへの入れ替えのご提案もさせていただいています。
延命措置1(部品交換)
- マシンに合った規格のSSDを購入
- USB接続でクローンバックアップ
- ディスクの交換作業
この対処で、SSDによる操作のスピードアップとパソコン本体の延命を図れます。
延命措置2(Linux Mintのインストール)
- 前提条件:ディスクがSSDであること
- Linux Mint Cinnamon Desktopの標準インストール、日本語環境設定
意外とメモリ4GBのパソコンでも軽快に動作します。
但し、標準インストールではLinuxMintが起動できないメーカー製パソコンも一部存在しますので、標準作業で延命を図れるかどうかは試してみないとわからない、といったところです。